DILAでは、語学教育の専門家である講師陣と長年の語学研修で培ったノウハウをもとに、独自のコミュニケーション能力判定テストを開発。実施する研修の効果測定の一つとして活用していただいております。
DILA外国語コミュニケーション
能力テスト(TOCFL)
外国語コミュニケーション能力判定テスト(Test of Communicative Foreign Language: TOCFL)は、全言語共通の基準でコミュニケーション能力を評価するべく開発された、DILAオリジナルのテストです。
測定対象能力要素
測定されるコミュニケーション能力は、各言語のコミュニケーションの場面における以下の5項目を総合的に評価します。
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- 文章を構成する文法や構文の正確さ
- 習得語彙の選択の的確さ
- 発音、イントネーション等の音声要素の正確さ
- 各場面における表現の豊かさ
- 内容の理解度と伝達度の高さ
テストの構成
どちらの試験とも、単なる訳や文法確認のテストではなく、与えられた場面における状況説明のためのコミュニケーション能力を測るテストとなっています。
筆記試験問題事例
基礎レベル
週末に友人をドライブに誘いたいと思います。どのように誘いますか。
準中級レベル
10月25日付のe-mailで送った添付ファイルに誤りが発覚し、差し換える必要が出てきました。差し換えファイルを送る際の、メールの本文を簡潔に書き上げてください。
準上級レベル
先日、口頭で持ちかけた提案に顧客が興味を示してきました。ラフな企画書を近日中にe-mailで送り、詳細については関連部署のスタッフと同行の上、プレゼンテーションしたい旨、先方に伝えてください。
オーラル試験問題事例
基礎レベル
あなたは四ツ谷駅で外国人に渋谷までの行き方を尋ねられます。
下記の通り説明して下さい。
- 四ツ谷から中央線で新宿まで行きます。
- 新宿で山手線に乗り換え、渋谷は3つ目の駅で10分ほどかかります。
中級レベル
あなたは海外に駐在しており、運転手を雇っています。ある日突然、「事情があって辞めたい」と言ってきました。すぐに辞められると困るので、引きとめたいと思います。事情を尋ねて引きとめてください。
実施例
- 海外駐在からの帰任者向け語学力判定テスト
- 語学留学研修生に対する留学前・留学中・帰国後の語学力判定テスト
- 国内勤務者に対する第二外国語能力判定のための共通テスト