VOL.7
DILA理事長の佐藤 桂でございます。
日々の生活では、ほとんどのケースにおいて、周りの方々と無意識にコミュニケーションを取っていらっしゃることと思います。それが自然であり、普通のことですよね。しかし、ときには、家族・友人・恋人とのやり取り、職場でのコミュニケーションを上手く行うために、意識して話し方を変えるなど工夫・努力されることもあるでしょう。あの人にはこういう話し方が効果的である、この人にはああいう態度はとってはいけないなど、場面・相手に合わせて様々な工夫をし、より良いコミュニケーションを目指すことで、相手との関係性を良いものにし、組織全体の生産性を高める努力をされていることと思います。
では、人とのコミュニケーションに必要なものって何でしょうか。
皆さまそれぞれで考えてみてください。
弊社の、そして私の考えを纏めてみますね。
我々は外国語学校ですので、ここでは“外国語による”コミュニケーションに必要な要素について、次の通り、列挙いたします。
① 語学力そのもの
② 全般的な知的能力(仕事上であればビジネス能力も)
③ 人格
④ 非言語コミュニケーション(ボディーランゲージ、アイコンタクトなど)
⑤ マインドセットの切り替え
⑥ 相手の考え方、文化への理解
⑦ コミュニケーションする勇気
いかがでしょうか。
全ての要素はお互いに絡み合っていて、どれか一つだけが備わっていれば良いというものではなく、優先順位があるわけもなく、全ての要素を総合的にレベル向上することが肝要です。
それぞれの要素の詳細な説明はここでは触れませんが、今の自分にすでに備わっているものは何か、得意な要素はどれか、逆に苦手、不足しているものは何か、ぜひとも自己分析をしてみてください。
様々な場面、外国の方とのやり取りにおいて、自分が取った(取ろうとしている)コミュニケーションを思い浮かべ、各要素への対応状況がどうであったか見つめることも良いでしょう。
そして、足りない部分をしっかりとご認識され、必要であれば弊社のような外国語学校に通われるもよし、onlineやe-learning、テキストなどを活用して学習されるもよし、外国人の友達を作ることも良い選択肢でしょう。もちろん、私としてはDILAにお越しいただくことを願っております!(笑)
最後に、もう一つ重要な要素をお伝えします。
⑧ 自分が置かれたポジション・相手との関係性の把握と、それに対する対応
コミュニケーションには必ず相手が存在します。友人とのたわいもない会話、恋人へのラブレター、社長としての海外取引先へのプレゼンなどなど、それぞれの場面・状況によって取るべきコミュニケーションスタイル、使うべき表現は異なってくるべきです。
多くの方が意識せずとも自然と対応されていると思いますが、常に、相手との関係性の中で自分の置かれたポジションを分析、把握し、適切なコミュニケーションスタイルを“意識的に”選択できるようになると、さらに一段上のレベルのコミュニケーターになると思います。素晴らしいですね。
投稿者:
佐藤 桂
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