VOL.28
語学の先生紹介シリーズも3回目を迎えました。今回は中国語の張小兵先生のご紹介です。いつもパワフルで楽しく、受講生を飽きさせないレッスンを心掛け、とても人気のある先生です。今回から2回に分けて張小兵先生をご紹介させていただきます。中国に興味がある方、また中国語を学習されている方、これから学習しようと考えている方にも参考になる内容となっています!是非最後までお読みください!
1.初めて中国語学習をする受講生が気を付けるポイントは何ですか?
初心者は発音の段階で「早くしゃべりたい」と、焦る気持ちは禁物です。
中国語の文字は見ただけで意味が理解できるものもありますが、発音をイメージすることが難しいです。日本語には無い音で発音しにくいものもあったり、抑揚などで全く違う意味や単語になってしまうため、正しい発音をすることが大切です。
初心者は舌の位置や口の動かし方をじっくり学習し、時間をかけて、音読練習をし、口の周りの筋肉に記憶させ、いつでも無意識に正しい音が出せる状態になってから次の学習に進む事がお勧めです。
そうでなければ、ネイティブの発音を聞き取りにくく感じたり、自分の発音を聞き取ってもらえなかったりして、語学のセンスがないと感じてしまうことがあるかもしれません。
2.どんな学習者が上達しやすいと思いますか?語学センスって必要ですか?
語学センスというのは必要ではないと思っています。正確な発音の「土台」を身につけようとし、十分なリピーティング(※)や暗唱、瞬時翻訳の練習など、授業以外でもさらに口頭練習に力を注ぐ時間を確保できている人が上達しやすいです。
※リピーティング:一度聴いた音声と同じ文章をスピーキングしていく練習方法
3.どうしても語学学習が苦手な方に対して、先生ならどんなアドバイスをされますか?
苦手意識というのは根本的に自分に対する自信がないことだと思います。苦手意識は練習の量によってカバーすることができます。量的な積み重ねが質の向上に繋がります。
4.知っていると便利な中国人ネイティブが良く使う単語・表現はありますか?
知っていると便利な表現はいろいろありますが、例えば相手に何かをお願いしたいした後に、ありがとうという意味で「それをよろしくね!」、「頼みますね」と言いう時、「谢谢」(シエシエ)よりも「拜托了啊」(バイトゥオラ)と言ったほうが物事がスムーズに進むことがあります。
また、多くの教科書は自己紹介する時の「どうぞよろしくお願いします」を「请多多关照」(チントゥオトゥオクァンチャオ)に訳していますが実際、「有事请随时跟我联系」(ヨゥシイチンスィシイケンウォリエンシー)の方がよりネイティブに近いです。
5.先生が中国語を教えていて、一番嬉しかったことは何ですか?
私の場合は、決められた時間数の研修が終わって、受講生が継続申込をしてくれることが何より一番幸せなことです。私の講師としての仕事に関する考え方や、教えた内容などを肯定してくれたような気がします。これこそ仕事人として一番のご褒美だと思っています。
6.教えるうえで一番苦労する点、時間をかけている点などがあれば教えてください。
受講生の発音を直すと同時に、倍以上の時間をかけて音読練習の重要性を理解してもらい、実践を促さなければならない事が一番苦労する点です。
次回は張先生の日本語学習のきっかけや、趣味、お勧めの観光地などをお聞きしています。お楽しみに!
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