VOL.32
平素より格別のご厚情を賜り篤く御礼申し上げます。
皆様、お元気でお過ごしのことと存じます。
旧年中も大変多くの生徒様にDILAにおいて外国語学習に励んでいただき、また、それぞれの言語の講師をはじめとした多くの関係者のご協力をいただき、深く感謝申し上げます。
昨年はウィズ・コロナが常態化し、制限のない環境で行動することがようやく可能となり、国内外の人の流れが戻ってきました。一方で、残念なことに、ウクライナでの戦争が勃発、長期化することで、安全、経済、エネルギー面での不安が世界中を覆ってしまっています。少しでも早くウクライナに平和な日常が戻ってくることを願うばかりです。
今年はどんな1年となるでしょうか。
世界で、また日本において様々なひずみが生じているように感じる昨今、ますますサステナブルであることが大切になってきていると思います。サステナブルな社会を作るための基本となるものは、個々人のサステナブルな心、そのための人と人とのコミュニケーションです。まさに、弊社の理念である『言語を通して、文化に貢献する』、『“心が通じる言葉”を使える真のコミュニケーションができる人材を育成する』ことの重要性を再認識しております。
コロナ禍となり、オンラインでのコミュニケーション機会が増え、英語の必要性を感じている方が多いことと存じます。実用性としての英語の利用価値が高まる一方で、心が通じるコミュニケーションのためにはそれぞれの国・地域の現地語でのやり取りも不可欠であることも改めて認識すべきと思います。
真のコミュニケーションに必要な外国語学習とは何か、どんな教育が必要かという原点を常に見つめながら、今年も日々尽力して参りたいと思っております。
また、昨年この場で、今後は「オンライン・対面レッスンそれぞれの特性を活かし、お互いの良さを取り入れ合うことで、状況やご希望に応じて、最適なレッスン形態をご提示し、選択いただけるようになっていく」ことでしょうとお伝えしましたが、まさにその通りの流れになってきています。徐々に対面でのレッスン実施が可能になり、ご希望も増え、現状では3割程度が対面でのレッスンという水準になっています。ご都合に合わせて、日ごとに形態を変えられている受講生もいらっしゃいます。国内では対面で実施し、海外に渡航された後にオンラインで継続学習される方も多くいらっしゃいます。また、対面とオンラインが併存するグループレッスンというのも普通のこととなりました。
コロナ禍が完全に落ち着くことがあったとしても、全てが対面レッスンに戻ることはなく、今後も併存していくことでしょう。受講生、レッスンごとの最適解を求め、様々な提案をし、対応できるよう工夫を続けていきたいと存じます。そして、そのためには皆様からの貴重なご意見が必要であります。どんなことでも構いませんので、我々スタッフ、担当講師に声をお掛け頂ければ幸いです。
今年も受講生の皆様のためになるレッスンの実施を目指し、一層励んでまいります。
何卒宜しくお願い申し上げます。
そして、何より、皆様それぞれにとって、良い1年となりますよう願っております。
令和5年1月5日
ディラ国際語学アカデミー株式会社
理事長 佐藤 桂
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