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DILAの語学教育コラム

VOL.45

理事長より新年のご挨拶

2025.1.6

謹賀新年

平素より格別のご厚情を賜り篤く御礼申し上げます。
皆様それぞれ良い新年をスタートされていることと存じます。

旧年中も変わらず多くの受講生に外国語レッスンをご受講いただきましたこと、感謝申し上げます。同時に、各言語の講師、多くの関係者の皆様にご協力頂戴できましたこと、有難くまた嬉しく存じます。

昨年は、わが国では歴史的な円安、株高の中、1990年代から長年続いてきたデフレから物価上昇の時代にフェーズが変わったことを実感した一年でした。また、世界全体の経済は発展を続ける一方で、終わりが見えないウクライナでの戦争、中東地域での紛争の長期化・拡大、各国での異常気象・大規模な自然災害など、変わらず多くの不安定なことが発生しております。今年はアメリカ大統領の交代もあり、どのような世界情勢、経済となっていくのでしょうか。

我々の外国語コミュニケーションの分野では、今まで以上に英語によるコミュニケーションに重きが置かれる、英語学習のニーズが高まっているように感じております。これは、さらにグローバル化する世界において共通語としての英語の重要性が高まっていること、世界各国の人々とオンラインでコミュニケーションを行う機会が増えていることなどの様々な要因によって、「本当に使える実践的な英語力」が求められているということが理由かと思います。

一方で、(非英語圏での)日常生活での会話、感情を込めた意思表示のためには現地語によるコミュニケーションが必要であり、現地語学習のニーズも変わっておりません。
学習者の状況、ニーズによって、言語の種類、その学習内容はより多様化していくことでしょう。

また、AIの進化の度合い、スピードは凄まじく、自動翻訳・通訳機能が一般化され広まることで、近い将来、外国語を話さなくても“コミュニケーションの用は足せる”ようになる時代が来ることでしょう。その場合、外国語学習の位置づけ、学習すべき内容も間違いなく変化していくことになります。そして、講師という人間だけでなく、AI Teacherによる教育・AI相手の学習が本格化するかも知れません。

そのような時代になっても、外国語を学習した上で、相手との関係性、相手の文化背景などを理解し、自らの考え・論理構成・言い回しで言葉を発する、表現するという、真のコミュニケーションの必要性がなくなることはありえません。

ぜひ、今後も皆様には外国語学習に取り組んでいただき、そんな皆様が外国語コミュニケーションによって笑顔で元気になってもらえるよう、我々も日々励んでまいります。

何卒宜しくお願い申し上げます。
皆様それぞれにとりまして、幸福で穏やかな良き1年となりますよう祈念しております。

 

令和7年1月6日
ディラ国際語学アカデミー株式会社
理事長 佐藤 桂