皆様へ

新年明けましておめでとうございます。

本年も何卒宜しくお願い申し上げます。

旧年中も大変多くの生徒様にDILAにおいて外国語学習に励んでいただき、また、それぞれの言語の講師をはじめとした多くの関係者のご協力をいただき、深く感謝申し上げます。生徒様皆様の語学力上達とともに、『言語を通して、文化に貢献する』という経営理念のもと、“心が通じる言葉”を使える真のコミュニケーションができる人材育成によって、少しでも日本および国際社会に貢献できていれば幸いです。

昨年もコロナ禍の影響を受けた日々をお過ごしであったことと存じます。今年もまだしばらくは同様の日々が続くかと思いますが、ぜひStay Positive!の気持ちを持って前に進んでいきましょう。そして、コロナ禍以前の日常と異なる形となるかも知れませんが、落ち着いて生活、仕事ができる平常がはやく戻ってくることを切に願っております。

オンラインレッスン

昨年、DILAでは一般個人の皆様向けのグループレッスン・プライベートレッスンでは6割程度、企業などの法人向け外国語研修においては9割程度がオンラインでの実施となりました。グループレッスンでは、教室での対面授業を基本としながら、一部の生徒様はオンラインでご受講されるハイブリット型のレッスンもございます。また、海外からオンラインでご受講されるケース、講師が海外からオンラインで教授するケース、そして、海外在住同士の生徒様、講師をオンラインでつないで実施するケースなど、様々な形態に対応してまいりました。

対面、オンラインレッスンそれぞれの特性

コロナ禍の中、本格的にオンラインレッスンを実施するようになって、はや2年。当初は、オンラインレッスンでの学習成果に懐疑的な生徒様、講師も多かった中、より良い内容に向け日々試行錯誤を続け、今ではどちらの形態であっても間違いない成果を挙げられると自信をもって申し上げることができます。そして、対面レッスン、オンラインレッスンそれぞれの良さ、弱点を把握できたことが、この2年間の大きな収穫であります。今後のウィズ・コロナ、アフター・コロナの時代には、どちらか一方ではなく、それぞれの特性を活かし、お互いの良さを取り入れ合うことで、状況やご希望に応じて、最適なレッスン形態をご提示し、選択いただけるようになっていくことと思います。我々DILAも常に効果的、効率的なレッスンをご提案できるよう、なお一層励んでまいります。

真のコミュニケーションができる人材育成に必要なもの

海外旅行や出張の機会が減り、オンラインでのやり取りが中心となることで、グローバルランゲージである英語の必要性がより高まると言われています。また、今後は自動通訳機などによって、外国語習得の必要性が低くなる場面も出てくるかも知れません。

しかしながら、自らの言葉で人とコミュニケーションを取りたいという人間の根本的なニーズがなくなることはなく、また、われわれ日本人、日本という国が今後も世界と対等に付き合っていくためには、相手の言葉によるコミュニケーションが必須であり、より重要になっていくことは明白であると考えます。

よって、英語、それぞれの国の言語学習のニーズに応えるため、相手の文化、国民性、現地事情などへの理解をベースとした外国語習得の機会を提供し続けることがDILAの使命であると改めて認識しております。

デジタル技術の進歩によって、今後ますます多くの学習ツール、指導方法が編み出されていくことでしょう。コロナ禍収束・終息後の平常が、どのようなものになってもあらゆる状況に対応できるよう、時代の変化、生徒様のニーズの変化をとらえながら、外国語学習に常に最適な解をご提供できるよう努めてまいります。

そして、異文化学習を伴う真のコミュニケーションができる人材の育成のためには、海外旅行、出張、赴任、留学といった現地での“生の経験”が必須であります。早く海外との人的交流が正常化することを祈念しながら、皆様と良い１年を作り上げていきたいと願っております。

今年も何卒宜しくお願い申し上げます。

令和4年1月5日

ディラ国際語学アカデミー株式会社

理事長　佐藤　桂