VOL.3
DILA理事長の佐藤 桂でございます。
前回、受講生のレベルなど学習のステージが変わっていく中で、常に一定の答え(教え方、教える内容)というのはあり得ないというお話をいたしました。
そこで、重要になってくるのが、コーディネーターの果たす役割です。
コーディネーターって何?と思われる方も多いと思います。ひと言でいえば、DILAのスタッフ(全員)のことです。DILAのコースにお申し込みいただくよう受講生とお話しし、講師とともにコース内容を検討し、開始後にはレッスンの進捗を確認するなど、コースの最初から最後までを責任をもって見守り、受講生に寄り添う役割を果たしています。一般の方々に対しては「専門のカウンセラー」、企業の方々に対しては「営業担当」といった言い方をすることもございます。
では、このコーディネーターが具体的にどんな仕事をしていて、どれだけ重要であるかを紹介したいと思います。
お申し込み前:
受講生の学習の目的・目標やレベルを伺い、適切なコースや勉強方法をアドバイス
コース開始前:
担当講師に受講生情報を伝え、レッスン内容、使用テキストなどを検討。お申込み後に受講生それぞれの目的・レベル・日程のご希望だけでなく、性格(雰囲気)なども踏まえて講師選定を行う。
コース実施中:
レッスンスタート後も積極的にお声をお掛けし、また講師経由でレッスンの様子を伺う。必要に応じてアンケートや受講生との直接対話を実施。ネガティブなご意見を頂戴した場合は、講師の意見も取り入れ、その後のレッスンに反映・改善。ポジティブなご意見も講師と共有し、講師のやる気、ひいては受講生のやる気とレベルアップにもつなげる。
コース終了後:
講師からの今後の学習へのアドバイスなどを取りまとめ、必要に応じてレポートを作成。
すべての学習ステージにおいて受講生および講師に寄り添うのがコーディネーターの仕事であり、それがまさにDILAの仕事の基本なのです。
外国語教育サービスのような「高接触型知的サービス提供」(小生が勝手に読んでいます)の場合、一定以上の能力を備えたサービス提供者(語学講師)を取りそろえることは大前提でありますが、それだけでは不十分です。サービス提供者の柔軟性、そして、そのサービス提供者を支える、またサービス提供者と享受者(受講生)の間を取り持つ優秀なコーディネーターが不可欠となります。
つまり、DILAでは常にBetterな状況を作り出すために、
◎優秀な講師による柔軟かつ臨機応変な工夫
◎コーディネーターによる徹底したサポート
をレッスン運営の基本としております。
DILAの講師には教える基本的な能力、人格だけでなく、受講生の状況に応じた柔軟性を持つよう指導しております。よって、レッスン内容の大枠(教授内容、方法、使用テキストなど)の確認を行った後、細部については基本的に講師独自の判断・工夫に任せています。その方が、受講生のためになると確信しているからです。(良い講師の条件については、いずれこのコラムにて紹介したいと考えております)
そんな講師と常に密にコミュニケーションを図るコーディネーターが支えながら、一つひとつのクラスを運営しています。受講生が思う存分学習し、講師が100%以上の力を発揮して安心して指導できるような環境を作ることがコーディネーターの役割です。問題に早く気づき、問題が発生した際には、受講生・講師が悩みを抱え込んでしまわないように密なコミュニケーションを心掛けていかねばならないのです。
最後に。
DILAには優秀な講師とともに、優秀なコーディネーターがそろっています。この点は自信を持って申し上げます。だから、安心して学習いただけます。いただけるはずなんです。仮に、そうでない事態が発生しているならば、どんなことでも構いません、すぐに我々に声をお掛けください。Betterな状況を目指して、改善努力をさせてください。改善努力の結果、受講生により良い結果を得ていただくことで、我々も喜びを得たいと切に願っています。そんな面白い外国語教育に携わらせていただいている我々は幸せ者です。
「教育って面白い!」、これからも面白さを感じながら日々努力を重ねていきます。
投稿者:
佐藤 桂
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